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頭脳的ゴルフ道

格安でラウンドしたりゴルフクラブを入手する方法・上達する練習方法・コース戦略・クラブの選び方など。頭を使えばゴルフはもっとお得に、もっと楽しめます!

飛ばしたいなら打ち方を変えるよりもドライバーを変える方が結果が出やすいという話 /飛距離の出るドライバーの選び方

 

 

 

ドライバーを変えて飛距離を伸ばした松山英樹選手

 
誰よりも飛ばしたい! 飛距離を出したい!

そう思うのはゴルファーなら当然の欲求です。ドライバーで飛距離を出すのはゴルフの醍醐味の一つですし、芯を食って飛ばせた時の高揚感はやみつきになります。

昨年11月に松山英樹選手が突如ドライバーを変えて話題になりました。

松山選手は見た目のフィーリングや打感を大切にする為、滅多にクラブを変えないことで有名な選手で、ドライバーもスリクソンZR-30(2008年9月発売)をずっと使っていました。


それが今回、キャロウェイのグレートビッグバーサ(2015年10月発売)に変えて、それから世界で勝ちまくっているのは皆さんご存知の通りです。飛距離が大幅に伸びて、米PGAツアーの中でも飛ばし屋と呼ばれる選手たちに肩を並べるようになったことが要因の一つと言われています。



飛距離を出したいならドライバーを変えるのがてっとり早い

Burn Air

しかし飛ばせるスイングは一朝一夕では身につきません。今回はドライバーで飛距離を出す為にはスイングを変えるよりもドライバーを変えた方がてっとり早いという話です。
 

飛距離の三要素

物理的に考えて飛距離を決めるのは、「ボール初速」、「スピン量」、「打ち出し角度」の3つしかありません(風や空気抵抗などの環境要素を除く)。
 
飛距離の三要素

1. ボール初速
2. スピン量
3. 打ち出し角度

  この三要素だけで飛距離が確定する為、ゴルフショップの試打室にある弾道測定器はこの三要素を計測して飛距離を計算できるのです。

 

飛距離を出すには「ヘッドスピード」を上げるのが基本

飛距離を出したいならまずボール初速を上げることが基本になります。そして、その為にはヘッドスピードを上げなければなりません。
 
ヘッドスピードを上げる為には、身体を鍛えてパワーアップするかスイングを変えるかドライバーを変えるかのいずれかしかありません。しかし、身体を鍛えてパワーアップすることとスイングを変えるのは一朝一夕では成り立ちません。数年かかるかもしれませんし、一生かかっても結果が出ないかもしれません。
 
しかも、鍛え方を間違えてゴルフスイングの邪魔になる筋肉がついてしまうと、逆にスイングスピードが落ちることもあり得ます。スイングを変えるのだって、同様のリスクがあります。
 
そんな効果が出るかどうかわからない方法に時間を費やすなら、ドライバー自体を変えてしまう方がはるかに効果が期待できます。

では具体的にどのようなドライバーを選べば良いのでしょうか。ここでは飛距離の出るドライバー選びの5つのポイントをご紹介していきます。
 
 

ボール初速を上げるドライバー選び <1> 長いドライバーを使う

ボール初速を上げるのに最も手っ取り早いのは長いドライバーを使うことです。いわゆる長尺ドライバーですね。ゴルフクラブは振り切れる範囲であれば長い方がスイングスピードが上がるからです。

実際にヘッドスピード測定器で測ってみると分かりますが、自分のドライバーのヘッドスピードをウェッジやアイアンで超すことは絶対にできませんこれはもうゴルフクラブ長さの違いでしかないのです。

クラブが長くなればスイング半径が長くなって運動エネルギーが増すから当然ですね。シャフトの特性やスイングなどにもよりますが、1インチ長くすればヘッドスピードが約1m/s速くなることが期待できます。

シャフトが自分で交換出来るタイプのドライバーをお持ちの方は今使っているものよりも長いシャフトを試してみると良いでしょう。交換出来ないドライバーの方は残念ながら買い換えるか、リシャフトするしかありませんが、何れにしても多少費用がかかります。

 

ボール初速を上げるドライバー選び <2> 柔らかいシャフトを使う

下の記事でも説明していますが、シャフトは一般的に柔らかいものほどヘッドスピードが速くなって飛びます。たまにフレックスSやXなどの硬いシャフトは飛ぶと勘違いしている人がいますが誤解です。

zunoutekigolf.hateblo.jp


ではなぜみんな硬めのシャフトを使いたがるのかというと、自分のヘッドスピードに合わないくらい柔らかいシャフトを使うとしなり戻りのタイミングが合わず、曲げたり、飛距離が落ちたりする可能性が高くなるからです。

ゴルフはリスクのある一発のビッグドライブよりも、安定してそこそこの飛距離を出せる方がスコアがまとまります。だから、硬めのシャフトを使っているのです。

しかし、自分のヘッドスピードに見合わない硬いシャフトを使っている人は飛距離を大幅にロスしている可能性があります。

なので、ヘッドスピードに自信の無い人は柔らかめのシャフトを試してみるとそれだけでヘッドスピードがアップして、飛距離が伸びるかもしれません。

ちなみにシャフトに表記されているSとかRというフレックスには統一された基準がありません。その為、A社のSシャフトよりもB社のRシャフトの方が硬いなんてこともよくあります。このあたりは試打しながら、ゴルフショップの店員さんに相談して決めると良いでしょう。

 

ボール初速を上げるドライバー選び <3> 大きなヘッドにする

次にボール初速を上げる為に効果的な方法はヘッドを大きくすることです。ヘッドが大きくなればヘッド左右慣性モーメントが大きくなるので、スイートスポットを外した場合でもヘッドのブレを軽減することができます

つまりミスに強いということですね。ヘッドがブレないということはエネルギー伝達効率が落ちないので、ボール初速を最大化することができます

最近のドライバーは420cc〜460ccが主流となっていますので、そのあたりを使っている人はあまり大差はありません。しかし一昔前の300cc台のドライバーを使っている人にとってはかなり大きな違いを感じられるかもしれません

 

ボール初速を上げるドライバー選び <4> ヘッド重量を適正にする

学生時代に物理を選択していた人は習ったと思いますが、運動エネルギーは下記の公式で表されます。
 

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つまり質量に比例し、速度の2乗にも比例します。その為、ヘッドが重ければ重いほど、そしてヘッドスピードが速ければ速いほど、運動エネルギーが高まり飛距離が伸びます。

最近は「重ヘッドで飛距離アップ!」なんてキャッチコピーでヘッドを重くする傾向がありますが、一般的に ヘッドを重くするとヘッドスピードは落ちてしまう為、いかにヘッドスピードを落とさないでヘッドを重くすることができるか?というのがメーカー各社の腕の見せ所というわけです。
 
近年のドライバーのヘッドは200g以上なら重ヘッド、軽いヘッド195以下と分類されます。飛ばす為に重要なのは、自分で振ってヘッドスピードが落ちない範囲でなるべく重いヘッドを選ぶことです。テーラーメードは200〜206gあたりの重いヘッドを飛距離アップのセールスポイントにしています。

逆に、ヘッドスピード40前後の人は軽いヘッドの方がヘッドスピードを上げて飛ばせることがあります。そういう人にオススメなのがゼクシオです。ゼクシオシリーズは195g前後の軽ヘッドなので、ヘッドスピードに自信のない人でも飛距離アップを期待できるのです。


いずれにしても、ヘッド重量とヘッドスピードは反比例することを理解して、自分に最適なヘッド重量を探ることが重要です。

 

ボール初速を上げるドライバー選び <5> クラブの総重量を適正にする

シャフトを長く・柔らかめにして、慣性モーメントの大きなヘッドにしたのにヘッドスピードが上がらない場合があります。その場合はクラブの重さが原因かもしれません

これはヘッドスピードの最高到達点をどこにもっていくか?という話になるのですが、一般的に重すぎるクラブはインパクトの手前でヘッドスピードが最高速度になり軽すぎるクラブはインパクトの後に最高速度になる傾向があります。

ただし、この特性はヘッドスピード測定器で測りながらでなければわかりませんので、ゴルフショップで実際に測ってもらいながら相談すると良いでしょう。

 

 

バックスピン量と打ち出し角度は重心高さが大きく影響する 

ドライバーで飛距離を出す為にはバックスピン量は2200〜2400回転くらいが最適で、打ち出し角度はヘッドスピードにもよりますが12度以上が必要です。そして、これらの条件を満たす為には低重心のドライバーが非常に有利です。

なぜなら、ドライバーは基本的に重心よりも上でボールを打つことで飛距離を出せるように設計されたクラブだからです。低重心であればあるほど有効打点距離(この場合、重心からフェース上部までの距離)が長くなるので、そこでボールをミートするのが簡単になります。

なぜ重心よりも上で打つと飛ぶのか?

まず前提として、力の強いアマチュアゴルファーはたいていバックスピン量が多過ぎることによってボールが吹け上がり、飛距離を大幅にロスしています。ドライバーの場合、バックスピン量が3000回転以上になると飛距離をロスし始め、4000回転以上になると完全に吹け上がり飛距離が出ません(力強い高弾道と吹け上がり玉は違います)。

重心よりも上でボールを打つと、インパクトの瞬間ヘッドはロフトが寝る方向に回転します。すると縦のギア効果によってボールにはドライブ回転方向に力が加わり、結果バックスピン量が減って※、適正な回転数に近づきます

※バックスピン量が減るだけで決してドライブ回転はかかりません。ギア効果についての詳しい説明は下記の記事をご参照ください

zunoutekigolf.hateblo.jp


また、ロフトが寝る方向にヘッドが回転しているのでインパクトロフトも増し、結果打ち出し角度も高くなります

バックスピン量が適正に近づき、打ち出し角度も高くなるので飛ぶのです。

ちなみに低重心クラブの場合、バックスピンによる上昇効果はあまり期待出来ないので、ロフト角の多めのドライバーを使って高弾道で攻めるのが効果的です。

ヘッドスピードの遅い人は低重心は向かない

ところがヘッドスピードの遅い人が低重心ドライバーを使ってしまうと、元々少ないバックスピン量がもっと減ってしまい適正値を下回ってしまうことがあります。

バックスピン量が2000回転を下回ると揚力が大幅に弱まって失速し、ドロップしてしまいます

そのようなヘッドスピードの遅い人は逆に高重心のドライバーを使うと、バックスピン量が増えてキャリーが伸びることが期待できます。

 

以上、誰よりも飛ばしたい!飛距離を出したいなら打ち方を変えるよりもドライバーを変える方が結果が出やすいという話でした!

 

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