頭脳的ゴルフ道

ゴルフクラブの選び方や練習方法など、頭を使ってゴルフを上達する方法をお伝えしていきます!

コツコツ着実に上達する練習方法とやればやるほど下手が固まる練習方法

Golf practice

 

一生懸命練習すれば、上手くなれるのか?


ゴルフが上手くなりたいのなら、一生懸命練習することは絶対に欠かせません。

たまに「練習しないで100を切る方法」とか「ある秘密のコツを知っただけでシングルになれました!」なんて謳い文句で煽っているゴルフ教材がありますが、そんなことは絶対にあり得ないので騙されて買わないようにしましょう。


松山英樹やジェイソン・デイが練習せずに上手くなったと思いますか?

ジョーダン・スピースやロリー・マキロイが「ある秘密のコツ」を知っただけで世界のトッププロになれたのでしょうか?

そんなことは絶対にありません!


彼らは小さい頃から上達するための地味な練習を地道にコツコツ何年も繰り返してきたのです。松山英樹やジョーダン・スピースが練習の虫で、ものすごい練習量をこなしているのは有名な話です。努力したことなど自分から話さないだけで、プロはもちろん上手な人は全員、影で人知れず努力をしてきているのです。


では一生懸命練習すれば、必ず上手くなれるのでしょうか?

それもまた違います。


もし練習量に比例して上達するならば、定期的に練習しているゴルフ歴10年以上の人は全員シングルになっているはずです。しかし実際はそうではありません。

例えば私の父はゴルフ歴20年。毎週土日の練習を欠かかしたことはありませんが、これまでに80台を出したのはたったの1回だけ。しかも最近は100を切れないことの方が多いのです。父の友達ともよくラウンドをするのですが、みな同じような感じです。ゴルフ歴20年以上で、真面目に練習を続けているのに、最近は100を切れることがほとんどないのです


つまりたくさん練習したからといって、上手くなるかどうかは別の話なのです。
これがゴルフが難しいといわれる1つの理由です。
 
一方で、ゴルフをはじめてたった2〜3年でシングルになってしまう人もいます。この違いは一体何なのでしょうか?

結論から言えば、練習方法が異なるのです。実はゴルフにはコツコツ着実に上達できる練習やればやるほど下手になる練習があるのです。


 

悪い練習方法では「悪い癖」がついてしまう


ゴルフの練習を続けていくと、良いスイングも悪いスイングも身体が覚えてしまいます。良いスイングを覚えてくれれば良いのですが、悪いスイングを身体が覚えてしまうと厄介です。

なぜなら一度身体が覚えたスイングというのは後から直そうとしてもなかなか直らないからです。悪いスイングが身についてしまった場合、それは「悪い癖」としてその後のゴルフ人生を悩ませる原因になるからです。


例えば、初心者は大抵スライスに悩みます。これはボールをつかまえるという基本ができていないからであり、ゴルフスクールなどに行くとまずこの基本を身につける練習を行います。

しかし独学ゴルファーの場合は誰も指摘をしてくれないので、自分が思ったようにスイングするしかありません。それで右にスライスするのを避ける為に直感的に左を向いて打ったり、左に振り抜こうとするのですが、この左を向いたアドレスや左に振り抜くスイングは ”カット打ち”を助長することになり、逆にスライスが酷くなります。


そしてゴルフの最も厄介なところはどんなに間違ったスイングをしていても、注意を働かせて調整しているうちに、やがてタイミングが合ってストレートボールが出てしまうことです人間の高い調整能力がなんとかしてしまうんですね。これがみなさんが「上達した!」と勘違いする瞬間です。

ところが、注意を働かせてクラブを振っている時はそれでも通用するのですが、緊張感が高まった時や無心でクラブを振った時には身体が覚えている本来のスイングが出てしまうのです。

スライサーの人がスライス矯正の練習をたくさんして、練習場では全くスライスが出なくなったのに、本番のラウンドで再びスライスを連発するということがよくありますが、それはこういう理由なのです。

悪い癖を身体が覚えてしまうとなかなかそれが抜けなくなります。悪い癖を正しいスイングに矯正するのは、0から正しいスイングを身につけるよりも何倍も大変なのです。

「ゴルフを始めたらなるべく早くレッスンを受けた方がいい」とよく言われますが、それは闇雲に練習をして悪い癖を身体に覚えてこませるな!ということなのです。悪い練習をして下手なスイングを覚えてしまうくらいなら、やらない方がマシなのです。


 

正しい練習方法でコツコツと着実に上達しよう! 

 

Basket of Balls

 
ゴルフは練習しないと上達しません。コツコツと努力を重ねることは絶対に必要なのです。しかし、努力したらからといって上達するとは限らないのがゴルフの難しさです。どうせならコツコツ努力した分、着実に上達したいものです。

上達する為に一番良い方法何か、と聞かれたら私は迷わずに「プロのレッスンを受けることです!」と答えます。プロは大抵の場合、正しい練習方法を教えてくれますし、なにより客観的な目であなたのスイングを見て、その場でアドバイスをくれるからです。時間もお金も余裕がある人はプロのレッスンを受けることを強くお勧めします。

www.zunoutekigolf.com




しかし、レッスン代はなかなか高額です。経済的負担が理由で受けたくても受けられないという人も多いと思います。そんな方達(おそらくアマチュアゴルファーの大半)は自分一人でゴルフ練習をすることになるのですが、全くの独学で練習を続けるのは下手を固める危険性があります。
 
ではどうすれば良いのでしょうか?
 

それは「正しい練習方法」を学びながら、自分のスイングを理想のスイングに近づけていくのです。
 

「正しい練習方法」はプロが解説している本やDVDがたくさんありますし、最近はウェブサイトでも公開されています。このブログでご紹介している「頭脳的ゴルフ上達法」もその1つです。

もう闇雲にボールを撃ち続けるのは止めて、正しい練習やドリルを繰り返し続けましょう。ゴルフが上手くなる為の練習方法というのは得てして地味でつまらないものばかりですが、どんなに素晴らしい練習方法も反復練習をしなければ意味がありません。1つの練習方法をずっと続けることは実力をつける為には本当に重要なことなのです。トッププロはもちろん、アマチュアでも上級者と言われる人はそのことをよく理解しているので、コツコツと基本の練習を繰り返しているのです。


それから自分のスイングを理想のスイングに近づけていくためには、とにかく客観的に自分のスイングを見ることが重要です。最も理想的なのはレッスンプロに見てもらうことですが、ビデオカメラで自分のスイングを撮影することも非常に有効です。

そして実際に撮影した自分のスイングを見てみると、自分が頭の中でイメージしていた自分のスイングと実際の姿がかなり違うことに気づくと思います。

自分ではほとんど腕を上げていないつもりだったのに、ビデオの中の自分はヘッドが下を向くくらいのオーバースイングだった。またはかなり真っ直ぐ立っているつもりだったのに、実際はものすごく前傾姿勢が深かった。そのようなことに気づくと思います。

このように自分の頭の中の理想的なイメージと実施のスイングが大きく違う場合は、その差をどのようにすれば埋まるのかを考えながらスイングを作っていくことが大切なのです。

いずれにしても一朝一夕ではゴルフは上達しません。3歩進んで2歩下がるようなところがあります。

それでも自分のスイングを客観的に見ながら、正しい練習方法を積めば、必ず上達することができるはずです。


当ブログではしっかりやれば着実に上達する練習方法をこれからも紹介していきます。無駄な練習は止めて、正しい練習方法で上達していきましょう。


 

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