読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

頭脳的ゴルフ道

格安でラウンドしたりゴルフクラブを入手する方法・上達する練習方法・コース戦略・クラブの選び方など。頭を使えばゴルフはもっとお得に、もっと楽しめます!

クラブヘッドの「重心距離」がプレイに与える影響

f:id:haraberashi:20160918161726j:plain

f:id:haraberashi:20160918162807j:plain

クラブヘッドの「重心距離」がプレイに与える影響 

重心距離というのはフェース上の重心(芯)とシャフトの中心線の延長線との距離のことです。重心距離の長さは主にフェースの返りやすさと飛距離に影響します。

重心距離の影響1 フェースの返りやすさ

重心距離が長くなるほど、ネック軸周り慣性モーメントは大きくなります。ネック軸周り慣性モーメントが大きくなるとフェースは回転しづらくなりますから、重心距離が長ければ長いほどフェースが返りにくく、つかまりにくいクラブということになり、逆に重心距離が短ければ短いほどフェースが返りやすく、つかまりやすいクラブだと言えます。
 
<重心距離とフェースの返りやすさ>
 長い:フェースが返りにくく、つかまりにくい
 短い:フェースが返りやすく、つかまりやすい
 
慣性モーメントに関するお話はこちらをどうぞ▼

zunoutekigolf.hateblo.jp

 

ヘッドが大きいクラブほどフェースローテーションをしづらい

重心距離とフェースの返りやすさの関係性をイメージしやすいのは風車と竹トンボです。

f:id:haraberashi:20160919084827j:plainf:id:haraberashi:20160919084852j:plain

羽根の長い風車と羽根の短い竹トンボ、どちらが回転しやすいでしょうか? もちろん風車の方が重量も重いわけですが、仮に重量が同じだったとしても羽根の長い風車の方がはるかに回転しづらいことは想像できると思います。

クラブもこれと同じで基本的にはヘッドが大きいクラブほどフェースローテーションがしづらくなります。

ドライバーでスライスする人が多いのに、アイアンでスライスする人があまりいない原因の1つは、ドライバーの方がヘッドが大きく重心距離が長いからなのです。重心距離の長いドライバーは基本的にフェースが返りにくく、インパクトでフェースが開いて当たりやすいのです。特に最近は440cc超えの大型ドライバーが主流ですので、ますます重心距離が長くなり、フェースは返りづらくなっています。
 
それなのに練習場に行くと、大型ヘッドのドライバーを力任せに振り回している人がたくさんいます。これはクラブの特性に完全に逆行しているのです。大型ヘッドのドライバーはゆっくり振ってフェースが返ってくるのを「待つ」ことが重要なのに、スイングリズムが早いとますますフェースは返ってきません。ブンブンとドライバーを振り回している人にスライサーが多いのは、クラブの特性を理解していないからかもしれません。


 一方、アイアンではスライスのミスがほとんど無く、逆にひっかけのミスが多いというのは重心距離が短く、フェースが返りやすいからです。ツアープロがピンを狙ったアイアンショットでボールを打ってフォローを取らない「ライン出し」をすることがありますが、これは過度なフェースローテーションを抑えることで左に引っ掛けるのを防いでいるのです。

 

 重心距離の影響2 飛距離 

重心距離が長くなるほどフェースが返りにくくなるのは前述の通りですが、返りにくいフェースが返ってきた時には大きな衝突エネルギーを生み出します。その為、重心距離が長いほど飛距離が出やすいと言えます。

現在市場に出回っているドライバーの重心距離は32mm〜45mmくらいですが、重心距離以外全てが同じ条件だったとしても、重心距離の最も短いものと長いものを比べたら飛距離で5〜10ヤード程度の差が生じます。

ちなみに近年のドライバーの場合、重心距離の平均は38mm前後で、35mm以下だと重心距離が短く40mm以上だと長いと言われます。
<ドライバーの重心距離>
 平均 38mm前後
 35mm以下 : 重心距離が短い
 40mm以上 : 重心距離が長い




ゴルフ雑誌などでたまに「ドライバーからウェッジまで同じスイングをするのが理想」なんてことが書かれていたりしますが、私はそれは間違いだと思います。重心距離の違いだけでもクラブの特性が変わり、それに応じた正しいスイングも変わるからです。クラブの特性を正しく理解することが、正しいスイング習得の近道なのです。

 

以上、クラブヘッドの「重心距離」がプレイに与える影響 でした!

 

関連記事

zunoutekigolf.hateblo.jp